竹井真澄先生の講座となかじさんの醗酵のお話会その後

この季節は咳をしている人、気になります。
夏は汗で排毒していたのが、急に寒くなり汗が出なくなって、排毒ができにくくなった。
そこで咳で出そうとするらしいです。

排毒って?毒素というのは何か。身体にとって良くない化学物質ですかね。
つまり農薬、化学調味料、合成添加物、放射性物質など、大気汚染によって吸い込んだり、食べたり、皮膚から吸収したりしたもの。
私たちは本来必要でない、むしろ有害なものに取り囲まれていますので、それを避ける事は実際難しいです。
でも、それを排出しているのでなんとか生きて行けてます。出せなくなったら大変です。
必要な栄養素を取り、不必要なものはどんどん外に捨てることをしながら、だいたい3ヶ月で全ての細胞は新しくなる。
どんどん死と再生を続けて行くことが生命活動です。
生き生きしている人と元気のない人では、どちらになりたいですか。
生き生きしている人はニコニコ楽しそう。
元気の無い人は顔色も悪く動くのもだるそうですね。
ちょっとお腹が痛かったりしても元気がなくなります。
身体にはお母さんから受け継いだ常在菌がいて、その菌が身体に合わない菌から守ってくれています。
常在菌が生き生き活発に働くと悪い要素をやっつけるので元気になります。
その常在菌にとってよい食べ物が醗酵したものだと、栄養学の竹井先生も杜氏さんのなかじさんも同じ事を言います。
醗酵したもの、それは、味噌、醤油、酒粕、甘酒、納豆などです。そしてその元になるのがお米に付く糀です。
日本はお米の国で先祖からずっと食べて来ました。だからお米の糀で醗酵したものが身体に合っているんです。
お米ってすごい!

さて、この季節は排泄で排毒しなくてはいけません。
なぜなら、11、12月になると寒さに負けないよう蓄える体制に身体がなるからです。
毒を蓄えたまま春までいたらかなりよくないです。
特に放射性物質被爆してしまうので蓄えないように早く出してしまわないといけません。
そこで、おすすめは甘酒。しかも自分で作るのが良いんです。
なぜなら、甘酒を作っている間に糀菌が部屋に広がって部屋の中もきれいにしてくれるからです。
カビ菌も退散します。
糀菌が住み着くように毎日甘酒を作っていると、呼吸することで肺炎なんかにもならなくなります。
とくにお年寄りのいるお家では大切です。
私は、子供のときぜんそくでとっても苦しかったのを覚えています。
私や子供達が元気になったのは添加物や農薬のない旬の野菜や本物の調味料でつくる家庭料理のおかげと思います。
祖母や祖父のおかずや民間療法の手当をまねて来たおかげです。
季節の野菜を選び、切り方、火の加減、扱い方の仕草、話してくれた事を思い出しながら。
それだけでなく各地で各家庭で工夫された知恵が、栄養学で理にかなっていることがわかりました。
また、合理的な調理法を知る事が出来ました。
そして、安全な食材が今あるのはお百姓さんの努力や沢山の方のおかげ。
みんなニコニコと助け合い分け合えること、大切にしていきたいですね。
私が残念なのは、食べ物にあまりに無頓着な人も多い事です。
どこでも売っているから、大手が出しているから、宣伝してるから、安いから、それだけで買っていませんか。
よくよく考えて選んで下さいね。